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鳥見のマナーとモラル

鳥見のマナーとモラル_d0146038_20361586.jpg コチョウゲンボウ♂成鳥 2008年4月5日 

引越しの最中、中学生のころからときどきのぞいている草原で2時間ほど鳥見しました。
何人かのトゥウィッチャー(twicher:珍鳥おっかけの人たち)がある珍しいタカの仲間(コチョウゲンボウではありません)を追い掛け回していました。「〇〇〇は警戒心が強くてぜんぜん近寄れないよ~」とか言いながら車でそのタカの逃げる方に車を走らせていました。
バードウオッチャーが少なくて鳥は多くてよい場所だったのに、残念です。

僕はこうした光景を見るのが嫌で、情報を聞いて珍鳥を見に行くことを5年位前からあまりしていません(特にカメラマンがたかりそうな鳥は)。鳥見のマナーとモラルの教育を一般のバードウオッチャーにも徹底する必要があると思います。

自然と接するときに、このマナーとモラルを教育する場所が、自然観察会や探鳥会だと思います。現在、インターネットが普及し簡単に鳥見に関する情報を得られるようになり、探鳥会などでマナーとモラルを身につけないまま、バードウオッチャーが野外に流出してしまっているのではないでしょうか。

これからバードウオッチングや自然観察を始めようとする方は、ぜひ近くの探鳥会などに参加されて、基本的なマナーとモラルをしっかりと身につけられることをお勧めします。
また、観察会のリーダーをされる方は、観察会の教育的な意味を常に意識することが重要だと思います。僕自身も自然観察会を通じて、こうした教育に少しでも貢献していきたいと思います。

*文中:「あるタカ」はケアシノスリでした。