シベリアジュリンの識別について雑感

珍トリ出現箇所では誤認が起きやすいが、某所でシベリアジュリンの出現が議論されているようだ。
オオジュリンだけでなく、コジュリンも場合によりシベリアジュリンと誤認される可能性がある。
あんまりよく知らないのだが、識別について雑感を書いてみる。

d0146038_0545816.jpg上オオジュリン、下シベジュ雄
2010年2月 九州地方


【Jizz】
オオジュリンは大きくてちゃいろい。
コジュリンは小さくて赤茶い。
シベリアジュリンは小さくて白い(ホオジロ科最小のコホオアカサイズ)。

【越冬期の生息環境】
オオジュリンは高層アシ(2~3m以上)のアシの生えるばりばりの「アシ原」を好む。ぱちぱちとアシの茎を割って何か食べているのをよく見る。
コジュリンはアシ原にもいるし草地でも見る。あんまり知らない。
シベリアジュリンは低い丈の雑草が生えてる休耕田や荒地など。野焼きあととかで地面で何か食べていることがある。

【羽衣】~よく議論される識別点について雑感
胸の縦斑がない…少なくとも幼羽では全体に明瞭にあるし、成鳥でも脇には薄く見られる。質の違いに着目すれば識別に有効。オオジュリンでは太い。
特に腰が白っぽい…後ろ向きに逃げる時などに有効。コジュリンでは赤茶、オオジュリンでも茶色っぽい個体が多い。
肩らへんに灰色部…手に持てば絶対わかるけど、羽の重なりによってみえない場合がおおい。

光の当たり具合によってはオオジュリンでも腹が全体に白っぽく見えたりするので、状況をよく判断すること。

【嘴と足】
嘴パターンはコジュリンに似ている。細い。
足はすごく細い。オオジュリンは黒みがかっているが、ピンク。

まとめると、大きさとJizzがもっとも識別に有効だと思う。
ジュリンに限ったことではないが、「***の特徴を持っているから××種だ」ではなく、「××種は***の特徴を持っている」という思考で、総合的に判断するのが大事。ちなみにJizzだとコジュリン-シベジュのほうが似ていると思う。
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by synthliboramphus | 2011-02-12 00:57 | 識別 Identification